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開発業務をしていると、試作品は何個必要か迷うことがよくあります。開発の段階により異なっていて、今は3個で十分でしょとか、いやいや10個は必要でしょうなど議論をして試作の数を決めています。
あるプロジェクト内で、初期の初期だったのでとりあえず1個だけ試作品を作り、性能を評価してみました。その内容をアメリカの営業部に伝えたところ、下のようなメールが返ってきました。
1) It appears to be the same one for just the single product.
試作品1つのデータのように見えます。
2) Have we had a chance to test several more yet?
試験数を増やす機会はありましたが?
どうやら、もっと試験データが必要ということみたいでした。とりあえずもう2個くらい試作をすることになりました。
appear to の意味は?
1)の分の中に、appear to という表現があります。appearは”現れる”という意味で、appear to ~ になると”~のように見える”になります。
~のように見えると言うと、seem to ~ が最初に思いついたのですが、違いは何でしょうか?調べてみた結果、ほぼ意味は同じで、そのまま言い換えることが出来るようです。
細かく言うと、appear は見た目(外観)から判断して ~のように見える。seem は話しての推測を含めた判断で ~のように思われるになります。
今回のアメリカからのメールは、添付された試験データを見て、『1つのデータしかないように見えるんだけど』という返事だったので、appear to を使ったようです。