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arrive at, in, on の使い分け[/caption]この記事では arrive at , arrive in , arrive on の使い分けについて、解説しています。前置詞 at, in, on の使い方の間違いはよく起こります。
ですが、使い分けは難しいものではないので、この際に覚えてしまいましょう。それでは、それぞれの使い分けについて見てきましょう。
arrive at, in, on は場所と時間で使い分け
arrive は着いた、到着したという意味ですが『(場所)に到着した』だけではなく『(時間)に着いた』と使うことも出来ます。
そして、前置詞は場所の大きさ、時間の幅によって前置詞を使い分けることが必要です。
arrive(目的地)には at または in
海外出張した際に『アメリカに無事付きました』、駅まで迎えに来てもらいたときに『今、駅に到着しました』と伝えるには、どの前置詞を使うのでしょうか?
arrive と一緒に使う前置詞の使い分けポイントは、目的地の大きさです。
ある建物や施設、駅や空港、会社など具体的な場所を表現するには “at” を使います。
I arrived at the office.
『会社に到着しました』
He arrived at Narita Airport.
『彼は成田空港に到着しました』
具体的な場所ではなく、国や県、市町村など広い範囲の場所を表現するには “in” を使います。
He arrived in Japan.
『彼は日本に到着しました。』
I am going to arrive in New York.
『私はニューヨークに到着します。』
arrive(時間)には at, in または on
『◯◯時に到着予定』、『昨日、着いたよ』と到着時間を伝える場合には、どの前置詞を使えば良いのでしょうか?
arrive と一緒に使う前置詞の使い分けポイントは、時間の範囲です。
10時や正午など具体的な時間を表現するには “at” を使います。
I arrived at 5 PM.
『午後5時に到着しました』
I arrived at noon.
『私はちょうど正午(12:00)に到着しました』
具体的な時間ではなく日や曜日など1日を伝える場合は “on” を使います。
He arrived on Monday.
『彼は、月曜日に到着しました』
He arrived on October 25.
『彼は、8月25日に到着しました』
更に広い範囲 月、年 そして 季節を表現するには “in” を使います。
I arrived in 2020.
『2020年に到着しました』
She arrived in the summer.
『彼女は夏に着きました』
arriveの後に前置詞が続かない
ここまで arrive に続く前置詞について説明しましたが、前置詞が付かない例外もあります。目的地、時間が副詞の場合です。
目的地:”home”『自宅』、”there”『そこ』、”here”『ここ』など
時間:”tomorrow”『明日』、”next week”『来週』、”last year”『昨年』など
副詞には『~に』という意味が含まれているため、前置詞を必要としません。
I arrived home.
『自宅に着きました。』
When we arrived there he had already gone.
『そこに着いたときには、彼はすでにいなかった』
まとめ
この記事では、arrive at, arrive in, arrive on の使い分けについて解説しました。
arrive(目的地)到着の場所を示す場合
・具体的な建物や施設には “at”
・国や地域など幅広い範囲には “in”
arrive(時間)到着の時間を示す場合
・10時や正午など具体的な時間には “at”
・20日、月曜日など日単位には “on”
・1月、2020年、夏など広い期間には “in”
例外として、home, there, here, tomorrow, next week, last year などの副詞、副詞節が続く場合は、前置詞は使いません。
I arrived at the APA hotel in Tokyo at 7 PM.
『私は、午後7時に東京のAPAホテルに到着しました』
They arrived in Hokkaido in the winter.
『彼らは北海道に、冬に到着しました。』
He is going to arrive here tomorrow.
『彼は明日、ここに到着する予定です』
前置詞の使い分けは、イメージで捉えるとさらに理解しやすくなります。
at は点の上にあるイメージです。特定の場所や特定の時間を指す場合に使われます。
on は平面に乗っているイメージです。特定の日や朝、晩などと一緒に使います。
in は空間の中にあるイメージです。幅広い場所、時間を示します。
前置詞を間違っても英語は通じます。しかし、相手に違和感を感じさせないスムーズな会話が出来るようになるためにも、正しい前置詞を使うことを心がけることが大切ですね。