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仕事をしているときに、相手に依頼をすることがよくあります。書類やデータを送ってもらったり、アメリカ人に英語の添削をお願いするなど。
そんなとき、どうやって依頼をしたら良いのか迷ったことはありませんか?
お願いの仕方を間違ってしまうと、気分を害し、反感を持たれてしまうこともあります。
この記事では、メールで使える丁寧にお願いをする表現を紹介しています。
お願いがあることを伝える表現
まずは、お願いがあるのですがと相手に伝える表現を紹介します。このときの『お願い』は、英語では favor を使って表現します。
favor は、助ける行為、行為や親切な行為 という意味なので
【 do someone a favor 】 で、人に対して助ける、親切な行為を行う
【 ask someone a favor 】で、人に助ける行為を依頼する
実際にどう使うのか例文を見ていきます。
Could you do me a favor?
直訳すると、私を助けることは可能ですか? つまり『お願いしてもいいですか?』
May I ask you a favor?
直訳すると、あなたに助けを依頼できますか? つまり『お願いを聞いてもらえますか?』
I have a favor to ask.
直訳すると、私はあなたに依頼する助ける行為があります。つまり『お願いがあるのですが?』
丁寧にお願いする表現
次に、実際に何をしてもらいたいのか伝える表現を紹介します。
カジュアルにお願いするときは Can you ~? Will you ~? フォーマル、丁寧にお願いするときは過去形の Could you ~? Would you ~? を使います。
さらに、丁寧に伝えたいときは please をつけます。
Will you check the schedule?
『スケジュールを確認してもらえますか?』
Can you confirm the data that I sent you?
『私が送ったデータを確認してもらえますか?』
Would you send me those documents?
『書類を送ってもらえますか?』
Could you please give me a quotation of the product by this friday?
『金曜日までに見積もりをもらえますか?』
現在形 can や will よりも過去形 could や would が丁寧になる理由
過去形は、現在形に比べると現時点よりも遠くにあります。英語では、現時点からの距離を離すと、相手に与える圧迫感を減らすことができます。
そのことで、丁寧で礼儀正しいニュアンスを相手に伝えることができます。
Would you と Could you の使い分け
Would you ~? も Could you ~? どちらも日本語に訳すと『~してもらえますか?』となります。しかし、若干ニュアンスが異なります。
Would の原型は will『意思』を表す単語です。つまり Would you ~? とすると、相手ができること前提で、やってもらえるかどうか相手の意志を聞く表現となります。
Could の原型は can『能力』を表す単語です。つまり Coud you ~? とすると、相手ができるか、できないか相手の能力を聞く表現となります。