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前回の記事では『見る』look, see, watch の違いについてまとめたので、今回は『聞く』hear listen の違いについてまとめました。
listen と hear は、どちらも日本語では『聞く』ですが、若干の違いがあります。その違いはとても単純なので、一度覚えてしまえばすぐに使い分けが出来るようになります。
1.hear の意味
2.listen の意味
3.まとめ
hear の意味
hear は、自然と音が耳に入ってきたときに使います。音に意識を集中することもなく、無意識な状況で音が聞こえたときです。例えば、外で変な音が聞こえた『I heard a strange noise outside』、鳥のさえずりが聞こえる『I hear a bird singing』と言います。
I just heard thunder!Let’s hurry home.
『雷が聞こえた。急いで帰ろう』
Can you hear me clearly?
電話会議などで『声がはっきり聞こえますか?』
誰かのうわさ話やニュースを聞いたときにも hear を使うことが出来ます。注目していなかったけど、自然と耳に入って来たということで hear になります。
Did you hear the rumor that Sam broke up with Nancy?
『サムがナンシーと別れたって噂を聞いた?』
I’ve heard the good news from her.
『その良いニュースは彼女から聞きました』
hear from 人 とすると、しばらく会っていない人から連絡が受けるという意味にも使えます。
Did you hear anything from him recently?
『最近、彼から何か連絡はありましたか?』
listen の意味
listen は、音に意識を向けて、集中して聞くときに使います。例えば、音楽を聞く『I listen to music』、私の話を聞きなさい『Listen to me』と言います。
I always listen to radio while driving.
『運転中にいつもラジオを聞きます』
He doesn’t listen to me.
『彼は私の言うことを聞かない』
Listen carefully to what your teacher say.
『先生の言うことを注意深く聞きなさい』
まとめ
hear → 無意識に音を聞く、聞こえる
listen → 意識して音を聞く、聞き取る
hear と listen の使い分けルールはとても簡単ですよね。
このルールは、日本語の聞くと聴くの使い分けとほとんど同じです。hear は『聞く』、listen は『聴く』と覚えると忘れにくくなると思います。