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as much as は、会話の中、文章の中に頻繁に出てくる表現です。as も much も簡単な単語ですが、しっかりと意味と使い方を理解していますか?
as much as には、大きく分けると2つの意味があります。正しく使えと表現の幅を広げることができる便利な表現です。
この記事では、as much as の2つの意味と使い方について解説しているので参考にして下さい。
as much as : 同じ程度
as much as の1つ目の意味は、『(2つのものを比べて)同じ程度、量』となります。
英英辞典には、
an amount/degree that is equal
『量や程度が同じ』とあります。
それでは、例文で使い方を見ていきます。
例文1.
I studied math as much as she did.
『私は彼女と同じくらい数学を勉強をした。』
この文章を分解すると下のようになります。
I studied math this much = I studied math this much
私は数学をこれくらいの量 = 彼女が数学を勉強した量
例文2.
I like playing soccer as much as watching soccer.
『私はサッカーを観るのもサッカーをするのも好き』
例文3.
You ate as much cake as I did.
『私の妹は私と同じくらいケーキを食べた』
much の後に具体的な物を入れることも出来ます。もし、ケーキがテーブルの上にあり、ケーキの話をしていることが明確であれば cake”ケーキ” を省いて
You ate as much as I did.
とすることも可能です
例文4.
I tried to learn as much as I can
『できる限り学ぼうとした』
この文章を分解すると下のようになります。
I tried to learn this much = I can learn this much
『私はこれくらいの量を学ぼうとした』 イコール 『私はこれくらいの量を学ぶことが出来る』
このことから as much as I can で『出来る限り~』という意味になります。
as much as : ~ですが
as much as には『~ですが』と逆説を表すこともできます。
英英辞典には、
Although / Regardless of
『しかし/関わらず』とあります。
この意味で使うときには、文の先頭において、1つ目の文章と2つ目の文章の間にコンマ(,)を打ちます。
また、先頭の As が省略されて Much as となることもあります。それでは、例文を見て使い方を確認しましょう。
例文1.
As much as I want to stay here, I have to go.
『ここに居たいのですが、行かなければなりません』
この例文はポジティブな文とネガティブな文、2つの文から作られています。
I want to stay here.
『私はここに居たい』(ポジティブ)
I have to go.
『行かなければならない』(ネガティブ)
but を使って次のように言い換えることも可能です。
I want to stay here but I have to go.
例文2.
Much as I would like to help you, I can’t.
『手伝いたいのですが、出来そうにありません』
依頼を丁寧に断るときに使える便利な表現です。
例えば、同僚から飲み会に誘われたとき、仕事で忙しい、締切が迫っているなどで、断るときにも使えます。
(As) much as I would like to go to the drinking party, I can’t.
『飲み会に行きたいのですが、行けません』
会話やメールの中で “as much as” が文頭に来たら『あっ、この後に逆説的な文章が来るな』ということがわかります。
例えば、”As much as I would love to help you”と聞こえたら、後の文章がなくても『手伝ってもらえないな』という事が分かります。