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日本語の場合は、多くの場合に主語『私は』を省略することが多いですが、英語では主語”I”を省略しないと習ったのではないでしょうか?
私もそうでしたが、実際に英語圏の人とメールのやり取りをしていると、動詞から始まる文章だったり、”I” を使っていない文章をよく見かけます。
そこで今回は、主語”I”を使わずに、意味が伝わり、失礼にもならない文章の5つの書き方について解説します。
- 挨拶文は動詞で始める
- It を使う
- You と I を we に
- 文をまとめて減らす
- Let me を使う
テクニック1.挨拶文は動詞で始める
同僚にメールを送るときに、メールの初めに書く挨拶文では I が省略することがよくあります。例えば、
I hope you’re doing well.
『あなたが元気だと嬉しいです』=『お元気ですか?』
Iを省略して、他はそのまま残します。
Hope you’re doing well.
文章をあえて崩すことによって、カジュアルな文章に変えることが出来ます。ただ、客先や上司などへのメールの場合は、”I” は省略しないほうが良いですね。
テクニック2.It を使う/It would be appreciate
『~していただけると幸いです』は英語では、
I would appreciate if you could ~. と表現します。例えば、
I would appreciate it if you could reply as soon as possible
『(もし)早急にご返答いただければ幸いです。』
この文章は主語を It に変換することが出来ます。
It would be appreciated if you could ~.
テクニック3.You と I を we に
あなた “You” と私 “I” に関する話では、私達 “We” に変換することもよく使われるテクニックです。
I would like to discuss with you the next project.
『次のプロジェクトについてあなたと話し合いたい』
話し合うのは私”I” とあなた “You” なので私達”We” に言い換えることが出来ます。さらに、テクニック2も合わせて使うことで、次のように変換できます。
It would be great if we could discuss the next project.
テクニック4.センテンスをまとめる
私 “I” が主語になる文章が続く場合は、最初の “I” だけ残して、続く “I” を省略することが出来ます。こうすることで主語が一回しか出てこないので、シンプルな文章にすることができます。
例えば、来週のスケジュールを説明する場合。
I am in the office on Monday and Tuesday.
I am going on a business trip from Wednesday to Thursday.
I take a day off on Friday.
『月曜日と火曜日は社内にいます。水曜日から木曜日は出張します。金曜日は休みを取ります。』
3つの文章ともに主語が “I” なので、すべて省略できます。
I am in the office on Monday and Tuesday, going on a business trip from Wednesday to Thursday, take a day off on Friday.
テクニック5.Let me を使う
Let me ~ はよく使われる表現で『私に~させて下さい』という意味です。 I will ~『私が~します』をLet me ~に言い換えることが出来ます。
I will explain it in the meeting.
『会議のときに説明します。』
Please let me explain it in the meeting.
まとめ
主語の I をたくさん使っても、相手に言いたいことを伝えることは可能です。無理して省略する必要もありません。
しかし、メールを書く際に、I ではなく We や It 、Let me などに言い換えることが出来ないか、と考えるだけでも表現の幅を広げることが出来るのでおすすめです。