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2連勝や2週続けてなど、連続で何かを行うことを表現することは、日常会話でもビジネス会話でも多いのではないでしょうか?
そんな『連続で~』と英語で表現するにはどんな表現を使えば良いのでしょうか?
主に使われる表現には以下の4つがあります。
では、それぞれの意味の違いと使い方について詳しく見ていきましょう。
in a row
row は『列、並び』という意味から in a row で『列の中に』となります。
例えば stand in a row とすると『一列に並んで立つ』という文章になります。
さらに in a row には、物事が一列に並んでやってくるというイメージから『連続で』という意味でも使うことが出来ます。
日常会話で『連続で』という意味では、もっともよく使われる表現です。
『2週連続で、3連休だった』
She sang the song five times in a row.
『彼女はその曲を5回も連続で歌った』
I did not take a bath two nights in a row.
『私は二晩続けてお風呂に入らなかった。』
straight
真っ直ぐな、一直線のという意味でよく使われる straight にも『とぎれず続く、連続した』という意味があります。
straight も日常会話でよく耳にする単語です。
『私は2日間ずっと寝ていません。』
The team won 9 straight games in this season.
『そのチームは、今シーズ9連勝した』
It’s rained for 5 days straight.
『5日連続で雨が降った』
consecutively
in a row や straight と比べるとフォーマルな表現なので、ビジネス上の文章やレポートなどで使われることが多い単語です。
『レポートのページに連続して番号をつけます。』
Giants won 9 consecutive wins
『ジャイアンツは9連勝した』
The doctor often needed to work 24 hours consecutively.
『その医者はしばしば24時間連続して働く必要があった』
one after another
直訳すると『他のものの後にひとつ』となることから『次から次へと連続して』となります。
似たような表現に one after the other があります。意味は同じで『連続して』となります。
細かなニュアンスの違いを見てみると
one after another に使われている another は、たくさんあるものの中から一つ という意味です。
なので、1つのものが現れた後に、たくさんのものが控えているというニュアンスです。
one after the other に使われている the other は、2つあるものの1つ という意味です。
なので、1つのものが現れた後に、もう1つのものが現れるというニュアンスです。
ただ、若干のニュアンスの違いはありますが、意味は同じなのでどちらを使っても間違いではありません。
『チョコレートを次々と食べるのを止められなかった』
Buses arrived there one after another.
『バスが次々に到着した』
Restaurants have been going bankrupt one after another.
『レストランが次々に倒産している』
ただ、 one after the other には、『交互に』という意味でも使われるので注意してください。
『連続して』『交互に』どちらの意味で使われているかは、文脈から判断します。
『私達は交互に車を運転しました』
まとめ
in a row, straight, consecutively, on after another と4つの表現について説明しました。
この4つの表現は、『連続で』という意味ではどれを使っても大丈夫です。なので、まずは in a row が使えるようになれば十分ですね。