スポンサーリンク

置く set・put・placeの意味と使い方の違いは?

この記事を読むのに必要な時間は約 5 分です。

『置く』という意味を持つ一般的な単語には put と set があります。何が違うのかと改めて聞かれると、なかなか説明は難しいです。

ほぼ同じような意味で使われますが、若干ニュアンスが異なります。この記事では、put、set の他に place も加えて、それぞれの単語の意味の違いをまとめてみました。

1.set の意味
2.put の意味
3.place の意味
4.まとめ

set の意味

『セットする』と聞くと、しっかりと、決まった場所に置くというイメージが湧くと思います。例えば、電池をセットする、アラームをセットするは、電池もアラームも決められた場所に固定するという認識ですよね。

英語も同じで set は、しっかりと、意図的に、決められた場所に置くという意味が含まれます。(カタカナ英語は間違っていることが多いですが、セットは本来の意味とほぼ同じですね)

The worker set the equipment down on the floor.
『作業員は、装置を床の上に置いた(セットした)』

I’d like to set up a meeting for next wednesday.
『来週水曜日に会議を開催したい』

I’ve set the alarm for 7:00 am.
『アラームを午前7時にセットした』

put の意味

put を『置く』とだけ覚えてしまうと、相手の言っていることに違和感を感じてしまうことがあります。

『置く』と聞くと、机の上や台の上など平らな場所にモノを置いたというイメージを持つと思います。しかし、put はもっと広い意味を持っていて『持っているものをある場所にポンと』というイメージです。

つまり、put には細かな制限が無く、例えば、平らな場所で無くても、『置く』で無くても使えます。なので、put を使って様々な文章を作ることが出来ます。

That’s weird, I’m sure I put the pen on the table.
『おかしいな、そのペンを机の上に置いたはずなんだけど』

I put a calendar on the wall.
『私はカレンダーを壁にかけた』

I don’t know why they put Ken on the committee.
『なぜケンを委員会に入れたのか分からない』

place の意味

put や setに比べると馴染みが薄く、場所という意味で覚えているかもしれません。ですが、placeにも『置く』という意味があります。

placeは、丁寧に気をつけて置くという意味が含まれます。『高いお皿を棚に置いた』と言いたいときなどに、place はうってつけですね。

I placed the plate on the shelf.
『皿を棚に(丁寧に)置いた』

She placed a cup of hot coffee on the table.
『彼女は、一杯のホットコーヒーをテーブルに置いた』

She placed a piece of paper on a table in front of us
『彼女は、一枚の紙切れを私達の前のテーブルに置いた』

まとめ

set 、put そして place の違いは『置き方』『置くときの心構え』の違いになりますね。

  • set は決められた場所に置く
  • put はポンと置く
  • place は慎重に置く

set はカタカタ英語とほぼ同じ意味なので、意外と簡単に使えそうです。

put は、ポンと置く と色々な解釈が出来る単語なので、十分に使いこなすのは難しそうです。ですがその分、様々な場面で使えるので、put を使った表現にたくさん触れて、覚えることが重要です。

place は、馴染みの薄い単語ですが、慎重に置くという意味で使えばいいので、一度覚えてしまえばあまり苦労せずに使えると思います。

タイトルとURLをコピーしました