similar は形容詞で『似ている』という意味があります。
similar colors『同系色』や similar look『同じような見た目』という使い方をします。
また、similar のあとに続く前置詞によって若干意味が異なります。
similar と混乱しがちな単語の1つに same があります。
確かに、ニュアンスは似ていますが、意味も一緒に使われる冠詞、前置詞も異なります。

それでは、詳細を見ていきましょう。
similar の意味と使い方
similar は形容詞なので後に続く名詞に対して『同じような~』と修飾します。
『ステンドグラスは、同じような色、同じような形です』
We have a similar background.
『私達は同じような経歴を持ちます』
similar の後に前置詞 to を続けて A similar to B とすると『AはBに似ている』となります。
『彼は彼のおじに似ている』
His way of thinking is similar to mine.
『彼の考え方は、私のと似ている』
前置詞を in に変えて A similar in B とすると『AはBという点で似ている』となります。
『2つのコートは、デザインがとてもよく似ています』
Both drinks are similar in that neither contains sugar.
『2つの飲み物は、砂糖を含まないという点で似てる』
まれに、前置詞 with や as を使っている文章を目にすることがあるかもしれませんが、これは間違った表現なので気をつけてください。
same と意味、使い方の違いは?
similar は『似ている』形や色などが似ているものを示しますが、same は形や色などが同じものを示します。
また、使う冠詞と前置詞が異なります。
similar につく冠詞は a ,前置詞は to (ときどき in)
same につく冠詞は the , 前置詞は as (ときどき with)
『私はあなたが持っているものと似たような時計を持っています。』
I have the same watch as you have.
『私はあなたが持っているものと同じ時計を持っています。』
similar『似たような』ものは複数あり、特定できないので a を使います。
same『同じ』ものは1つに限定できるので the を使います。