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複数の人や物を表すとき少数であれば a few 、多ければ many や a lot が使われます。例えば
in few minutes 『数分で』
a few days ago 『数日前』
many people 『大勢の人』
lot of money『大金』
その中間であれば some もしくは several が使われることが多いです。例えば、『良い寿司屋が数軒あります。』と言いたいときは、
・There are some good Sushi restaurants.
・There are several good Sushi restaurants.
となります。some と several は、どちらを使っても『いくつか(複数)』という意味を相手に伝えることは出来ます。
しかし、同じ意味かと言われれば、若干ニュアンスが異なります。この記事では、そんな some と several のニュアンスの違いについて解説しています。
1.数を表す表現はいくつくらい?
2.some はどの程度
3.まとめ
数を表す表現はいくつぐらい?
a few、 several、 many そしてa lot of は数を表す単語ですが、全て可算名詞(数えられる名詞)に対して使われます。犬や猫、レストラン、本などが可算名詞です。
a few は『少数の』という意味で、感覚的には2~3ぐらいの数字を表します。
severalは『いくつかの』という意味です、少数ではないけどたくさんでもない、感覚的には4~6の数字を表します。
many は『たくさんの』という意味で、7~9くらいの数字を表します。
some はどの程度
some が表す数字は several と同程度ですが、4~6という具体的な数字は意味していません。もっと曖昧な『いくつかの』という意味を持っています。先程の例文を見て確認しましょう。
・There are several good Sushi restaurants.
・There are some good Sushi restaurants.
severalを使った場合は、頭の中に、数軒の寿司屋の名前を思い浮かべながら話をしています。
severalを使った場合は、頭の中に、具体的な寿司屋の名前は思い浮かべず、何軒かあったよな~と思いながら話をしています。
また、severalは可算名詞(数えられる名詞)に対して使われますが、some は可算名詞にも不可算名詞(数えられない名詞)に対しても使われます。例えば、
I have to go buy some milk.
『牛乳を買いに行かないと』
milk は、2リットル、3リットルの牛乳と具体的な量は表さず、いくつか牛乳を買うと言っています。
Someを使った表現でよく使われるのが Some ~,others ~.『~な人(もの)もいれば、~な人(もの)もいる』です。Someには具体的な人数の意味は込められず、曖昧な表現となります。例えば、
Some like coffee , others prefer green tea.
『コーヒーが少な人もいれば、緑茶を好む人もいる』
まとめ
several と some の違いは、several は具体的なイメージを持っているのに対して、some は曖昧なイメージを持っています。
something 『何か』、someone『誰か』、sometime『いつか』など some が付いたものは、どれも曖昧なイメージがあります。
今後、ぼんやりしたイメージを持ちながら話すときには some 、具体的なイメージを持っているときは several を使うようにしてみて下さい。