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want と would like の違い|どっちを使う?

この記事を読むのに必要な時間は約 7 分です。

want to ~ と would like to ~ はどちらも『~したい』という意味であることはすでに知っていると思います。そして、would like to ~ は丁寧な表現で、ビジネスシーンで頻繁に使われることも知っているのではないでしょうか。

しかし、どのように使い分けをすれば良いのか? そもそも大人になっても want to を使うことはあるのか? など曖昧な点はありませんか?

この記事では、want to と would like to について次のようにまとめました。少しでもあなたの理解の助けになれば幸いです。

1.want と would like の違い
2.なぜwould like to は丁寧?
3.『~したい』以外で使われる want to

<h3>want と would like の違い</h3>
want は、率直な願望を伝えるときに使います。子供が使ったり、親しい間柄(友達や家族)に対して使われることが多いです。

want ~ は『~がほしい』、want to ~は『~がしたい』、want you to ~は『~して、~して欲しい』という意味になります。

would like は、遠回しに願望を伝えるときに使います。そのため、表現が丁寧になるので、ビジネスシーンやフォーマなシーンで使います。

would like ~ は『~が欲しいのですが』、would like to ~ は『~がしたいのですが』、would like to ~ は『~してもらいたいのですが』という意味になります。

<h4>want と would like を使った例文<h4>
I want to have some coffee.
『コーヒーが飲みたい!』

I want to go to Hawaii this summer vacation.
『今年の夏休みにハワイに行きたい』

I would like to have some coffee.
『コーヒーをもらえますか』

I would like to go to Hawaii.
『ハワイに行きたいものです』

<h3>なぜwould like to は丁寧?</h3>
would like は want の丁寧な表現とだけ覚えておけば十分です。しかし、理由を知ったほうが理解が深まる人もいると思うので、念の為、その理由を解説します。

まずは like
like ~ の意味は『~が好き』、like to ~ は『~することが好き』です。

次に would
would は、意志を表す will の過去形です。英語は、過去形にすることで控えめな表現にかることができます。つまり、控えめな意志を表すことが出来ます。

このことから、would like ~ を直訳すると『~が好きなんです』。そこから『~が欲しいのですが』となります。
would like to ~ も同じように『~することが好きなんです』から『~したいのですが』となります。

<h3>『~したい』以外で使われる want to </h3>
want to は『~したい!』と子供が使うような直接的な表現ですが、疑問文 Do you want to ~? にすると大人でも色々な場面で使えます。

そのまま訳した『~したいですか』という意味以外に、相手に依頼したり、誘ったり、提案するときにも使える意味になります。ただし、カジュアルな表現であることには変わりないので、家族や友人など親しい人に対して使って下さい。

<h4>Do you want to ~ ? で依頼の『~してくれない』</h4>
~してくれませんか?と相手に対して、丁寧にお願いをするときには Could you ~?ということが多いです。ビジネスシーンでは頻繁に出てくる表現です。

この表現の Could を現在形 Can に変えて Can you ~? とするとカジュアルな表現『~してくれない?』になります。この表現と同じ意味になるのが Do you want to ~? です

Do you want to order a hot coffee?
『ホットコーヒーを注文してくれない?』

<h4>Do you want to ~ ? で誘いの『~しない』</h4>
Do you want to ~ ? は相手に『~しませんか?』と誘うときにも使うことが出来ます。口語的でカジュアルな表現なので、上司や顧客には使わないほうが良いですね。

丁寧な表現で誘いたときは Would you like to ~ ? とします。

Do you want to join me for lunch ?
『お昼ごはん一緒にしない?』

<h4>Do you want me to ~ ? で提案の『~しようか?』</h4>
want と to の間に me『私に』を加えて Do you want me to ~? とすると『~しましょうか?』と相手に提案する言い方になります。

Would you like me to ~ ? と言い換えると丁寧な表現になり、ビジネスシーンでも使えます。

I am coming home. Do you want me to buy something?
『今から帰るよ。何か買っていこうか?』

<h3>まとめ</h3>
want は直接的な表現で、子供っぽい印象を与えます。なので、おとなになったら I would like to ~ を使ったほうが良いかもしれません。

ただ、友達や家族に~してくれない?、~しない?、~しようか?という時には、ちょっとカジュアルに want を使えると良いですね。

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