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逆接『しかし』を意味する英語表現はたくさんあります。ニュアンスが異なっていたり、使える場面が異なっていることがるので混乱してしまうことがあります。
この記事では、中でも使われることが多い but と yet について見ていきます。
but の意味と違い
but は異なる内容の2つの文章をつなげる接続詞です。意味は単純に『◯◯だが☓☓だ』となります。
It’s the old equipment, but it’s very reliable.
古い機械だけど、とても信頼性がある。
古い機械だけど、とても信頼性がある。
I hurried to the station but I missed the train.
急いで駅に行ったけど、電車に乗り遅れた
急いで駅に行ったけど、電車に乗り遅れた
yet の意味と使い方
yet は現在完了形と一緒に副詞として使われる場合とbutと同じように接続詞として使われる場合があります。
副詞のyet
現在完了形と一緒に使われると否定文で『まだ~』、疑問文で『もう~』という意味になります。
例文(否定文)
I haven’t finished that job yet.
『まだ、あの仕事は終わっていません』
I haven’t finished that job yet.
『まだ、あの仕事は終わっていません』
例文(疑問文)
Have you listened to his newest song yet?
『彼の新曲はもう聞いた?』
Have you listened to his newest song yet?
『彼の新曲はもう聞いた?』
接続詞のyet
意味は、but と同じですが、yet には驚きの感情が含まれます。
◯◯なのに☓☓だ!という訳になります。
He is so fat and yet he runs very fast.
『彼はとても太っていますが、早く走ります』
『彼はとても太っていますが、早く走ります』
I’m sure I put my smartphone on the table and yet it is not there.
『スマホをテーブルの上に置いたはずなのに無い』
『スマホをテーブルの上に置いたはずなのに無い』
This beer is double the price of that one and yet I could not tell the difference.
『このビールはあのビールの2倍の値段でしたが、違いが分かりませんでいた。』
『このビールはあのビールの2倍の値段でしたが、違いが分かりませんでいた。』
but と yet の使い分け
but と yet は若干ニュアンスは異なりますが、『しかし』と言いたいときはどちらを使っても問題ありません。
普段は but を使って、ときどき yet を使ってみると良いかもしれません。いろいろな単語を使うと、表現が単調になってしまうことを防げます。